2015/10/10~11 VFRキャンプツーリング to 長野・秋山郷

走行前:50,575Km
走行後:51,147Km[572Km]

 遂に実現しました。
 思い起こせば2011年9月、朝霧高原・田貫湖でダイヤモンド富士を見ようと、キャンプツーリングを企てたのですが、台風の為無念の中止。
 これ以来、キャンプツーリングの夢は膨らみ、ポチッポチッとキャンプグッズは増えていきました。
 あれから4年、遂にキャンプツーリングを企画。今回は、長野県北部にある”秘境 秋山郷”。紅葉&秘湯の旅です。と、ところが、いつものチームRokubeのМLに珍しく2週間前に呼びかけるも、参加者”0”。
 初のキャンプツーリングをソロで・・・、一抹の不安はありましたが、決行を英断しました。
[一日目(10/10):自宅→のよさの里]
走行前:50,575Km
走行後:50,883Km[308Km]

08:30 自宅を出発
 今日は、重いです。
 パニアケースの左右のバランスに気を付けました。
 パニアケース(右)  9.0Kg(4.0Kg[ケース]+5.0Kg[キャンプグッズ等])
 パニアケース(左)  8.6Kg(3.7Kg[ケース]+4.9Kg[水、食料等])
 トップケース 10.1Kg(4.4Kg[ケース]+6.7Kg[デジイチ、ノートPC等])
 チューブバッグ  7.8Kg(テント、マット、シュラフ等)
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 合計 35.5Kg

 VFRの重量が278Kgなので、総計313.5Kg。まあ、女房とタンデムする時よりは軽いんですけど。

 チームメンバーには、小矢部川S.A.(下り)を9:00AMに出発すると伝えてあったので、黙って日帰り参加する人もいるかも知れないと思って、8:30AMに家を出ました。
09:52 北陸自動車道 小矢部川S.A.(下り)
 やっぱり、誰も来てません。9:00AMになっても誰も来ないので、一人で出発しました。
11:22 サークルK 信州中野江部店
 中野市街でガソリン補給です。
   給油 中野アポロ㈱ 中野西給油所
   13.20L \1,874(\142.0/l)18.8km/l(248.4Km/13.20L)

 今回は、次週以降のツーリングに備えての節約がテーマです。

 なので、コンビニで、おにぎりとお茶を購入し、店前で食しました。昼食代は\364です。
 おにぎりを食べた後、夕食に必要なビールと”ピリ辛焼いかやわらか仕立て”を購入。これは、\823でした。

12:30 志賀高原 一沼

 志賀草津道路は何度も走ってますが、あまりにも美しい紅葉だったので、初めて散策しました。

13:13 奥志賀林道
 奥志賀林道の方が、一沼あたりよりも綺麗に紅葉していました。

14:15 秋山郷・のよさの里オートキャンプ場
 いつも奥志賀林道から野沢温泉のほうに降りてたので、秋山林道は初走行です。VFRには厳しいタイトな道でした。
 秋山郷は、秘境と呼ばれるだけの事はあります。すっごい山ん中にありました。

 ナビにお蔭で道に迷うことなく、のよさの里オートキャンプ場に到着です。まずは、隣接するお宿、のよさの里で受付を済ませます。大人1名\2,000也。お高いと思われるでしょうが、このお宿の露天風呂が24時間利用できるので、お風呂の料金も含んでいると思われます。

 オートキャンプ場には、13の区画があります。4組の区画が合体サイトなので、サイト的には10サイトです。私の後に到着されたのは2組でした。10サイト満員御礼です。家族、夫婦の方々ばかりで、一人でバイクで来ているのは私だけでした。
 キャンプ場は未舗装なので、慎重にバイクを停めサイドスタンドには、北海道ツーから活躍しているDAYTONAスタンドホルダーを敷きました。

 先ずは、テントの設営です。4年前に一度居間で練習しているので、比較的スムーズに設営出来ました。
 事前の計画では、ここで、切明温泉まで戻って、川原湯を担当する筈だったのですが、そこまでの道がかなりタイトだったので、これを断念。翌日に持ち越す事にしました。

 なので、キャンプ場に隣接するお宿”のよさの里”の露天風呂と内風呂を頂きました。サイトから屋根付きの渡り廊下を4~5分歩くと、露天風呂に行けます。見た目、香りはなんの変哲も無いただにお湯でしたが、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉との事で、少しだけニュル系の良いお湯でした。景色も良かったです。正面に、色付き始めた”鳥甲山”が見えます。露天風呂の後は、内風呂に浸かり、体を洗いました。

 サイトに戻って、晩飯にはまだ早いので、のよさの里の売店で買ってきた”とうふのみそ漬け”(\500)をつまみにビールを頂きました。

 これが見事に期待を裏切ってくれました。不味いんです。2/3ほど、捨てました。

代わりに中野のコンビニで買った”ピリ辛焼いかやわらか仕立て”をあぶって食べました。これは美味かったです。中にはマヨネーズの小袋も入っていて、Gooでした。

 もたもたしてる間に、17:30もまわり、周りが食事の支度を始めたので、私も食事の準備です。

 先ずはポトフです。子供が小中学生の頃は良く家族でキャンプをしており、その時の定番料理がポトフでした。ポトフが煮える間に、缶詰のビーフ、これも味はイマイチ。

 そうこうしるうちにポトフ完成。なにか足りないような気がしましたが、食べてみるとこれは美味。明日の朝用に残しとくつもりでしたが、あまりの美味しさに全部食べてしまいました。何が足りなかったかは翌朝気付くのですが、それは後のお楽しみという事で。

 ポトフとビールで少しは体が温まったのですが、いかんせん寒い。

 明るいうちに集めといた小枝をHEXAGON WOOD STOVEに投入。
 たき火です。
 小さいたき火ですが、かなり有効でした。

 ディナーの最後は、こないだ自宅で練習した、たらこマカロニ。やっぱり旨いです。

 あとは、無心にたき火に枝を投入してました。本当はブログアップしたかったのですが、いかんせん携帯の電波がつかまりません。
 21:00過ぎに寝ました。
 私のシュラフは”ゴールデンウィークの高原キャンプから夏の高所登山まで幅広くカバーする3シーズンタイプ”という触れ込みだったのですが、とても寒かったので、インナーダウンを着込んでシュラフの中に入りましたが、それでも寒かったです。が、そこそこ酔ってたので、いつの間にか眠ってました。
[二日目(10/11):のよさの里→自宅]
走行前:50,883Km
走行後:51,147Km[264Km]

06:00 朝食
 朝5:30AMに起床。普段から6:00AM前には起きているので、こんなもんでしょう。21:00過ぎに寝始めましたから、たっぷり眠りました。

 とは言え、実際は4:00AMA位に一度起きています。テントにあたる雨音で目を覚ましたのです。ショックでした。私の予想では9:00AMくらいまでは天気がもつ筈でした。これで、撤収が大変になるなぁと思いました。ただ、未だ暗いので、なすすべもなく、二度寝です。

 私はいつも、起きると直ぐにお腹がすきます。雨が降り続く中、朝食の準備です。
 私のテント”ツーリングドーム ST”は、定員:1~2人用寝室が幅120cmです。天井は斜めになってて狭いですが、ほぼ同じ幅の前室があります。これが役に立ちました。前室で料理が出来るのです。
 作ったのは、”北アルプスの天然水仕立てふんわりごはん石川県産こしひかり”。長いですがようはサトウのごはん、正式には”無菌化包装米飯”でしょうか。これを切り分けていりこ出汁を塗った焼きおにぎりです。ちゃんと、海苔も持って行ってたので、出来上がりはこんな感じでした。
 缶詰の”さんま蒲焼味噌だれ”を温めて、インスタント味噌汁も作りました。勿論、食後もlコーヒーも美味しかったです。焼きおにぎりの出来栄えはパッとしませんでしたが、旅先での朝食は何でも美味しいものです。

 でも雨は降り続いています。
 昨日(10/10)パスした、川原湯はパスしました。10:00AMごろに撤収を完了し、ここを出発することにしました。テントの中で、もたもたと荷造りをし9:20AMころまで過ごします。
 とここで、漸く気が付きました。保冷バッグに空きペットボトルを片付けようと中を見ると、な、なんとウィンナーが入っているではありませんか そうです、昨晩の美味しいポトフでの違和感、それはウィンナーを入れ忘れてたのでした ウィンナーの無いポトフなんて・・・ 気を取り直して、テント、グランドシートだけ残してすべてをバイクに積み込みました。
 いよいよ、テント、グランドシートの撤収です。丁度雨も小さくなり、おまけに1~2人用で小さいので一人で簡単に撤収できました。丁度、撤収が完了する頃、雨も止んでいました。
 予定通り、10:00AM過ぎに出発です。
10:25 小赤沢温泉・楽養館
 小赤沢地区にあり、のよさの里から15分程度で到着です。
 ここは、赤い湯療養温泉と言われる、赤いお湯が特徴です。
 入浴料\500を払い突入です。赤いというよりは泥のお湯です。浴室の底には、泥みたいな湯の華が沈殿しており、触るとそれがシュワっと融けてしまいます。
 雰囲気は、私のお気に入り、高山の”恵比須之湯”と似たお湯です。うっすらと湯の華が固まっていて、平面に削れば、奇妙な模様が現れるでしょう。味的には少し塩味。それと出汁の成分を感じます。とっても良いお湯でした。

11:58 秘境の自然食 てづくりそば 久田里

 ネットで見つけたお蕎麦屋さんで、結東地区にあります。

 ネットでは、”二日前までに予約のみ”とあったので、木曜日(10/8)に予約しておきました。
 普通の民家のようですが、看板とのれんが掛かっていたので、簡単に判りました。
 ”こんにちは”と声をかけると、おばあちゃんが出てきて、中へ招かれます。
 囲炉裏の有る部屋が待合室のようで、まずお茶が出てきました。お客は私一人で、オーダーを聞かれることも無く少し不安でしたが、壁には”食いしん坊万歳”の色紙とか、良く判らない有名人の色紙が飾ってありました。15分後くらいでしょうか、隣室への戸を開け、床の間におばんちゃんが料理を運んでいます。そして”こちらへどうぞ”。
 10畳くらいの広さで、大きめの座敷テーブルが置いてあり、そばと小鉢類が並んでいます。私の背中には屏風絵。私一人だけのVIP待遇です。
 お料理はこんな感じです。堅めのお蕎麦に、こごみ、ふきのとう、なめこ、だいこんの煮物、”ザ・田舎料理”です。今は亡きおふくろを思い出しました。とっても、美味しかったです。
 食べていると、ご夫婦一組が来店。予約して無い雰囲気だったので、断られるだろうなと思っていたら、意外にもOKなようで、私がさっきまでいた囲炉裏の間で待ち始めました。これは、VIP室を早くあけわたさねばと慌てたのですが、特に慌てる様子も無く、ご主人が蕎麦湯を持ってきました。”ごゆっくりどうぞ”と言ってます。やっぱり、私は予約客でVIPだから、床の間でゆっくり食べれば良いんだということで、ゆっくり蕎麦湯を頂きましたが、これがまた美味しい。そいうこうしているうちに、ご夫婦にもお蕎麦が出てきたようで、彼らは囲炉裏の間で食べていました。
 お腹いっぱいになり、心も満たされ、おばあちゃんにお勘定を聞くと、\1,000。コストパフォーマンスも高し。お勧めのお蕎麦屋さんです。
 表に出て看板を見て、わかったのですが、営業は土・日・祭日で平日は予約のみと書いてありました。

 12:34にここを出て帰路に就きました。
16:47 自宅に到着
 Naviによると、ここから北上し松之山温泉経由で上越I.C.と出たので、その通りの道を辿りました。ただ、秋山郷全域で道は細くて荒れてます。私の高速クルージングバイクよりは、ミドルクラスのアドベンチャー系の方が楽しめそうです。
 美人林等へ2回ほど訪れた事がある松之山温泉を通り過ぎた後、暫くして雨が落ちてきました。考えてみれば、昨日・今日とバイクにのってる間に雨にあたるのはこれが初めてでした。
 高速に乗る前に給油。
   給油 中野アポロ㈱ 中野西給油所
   10.16L \1,372(\135.0/L)14.7km/l(145.9Km/10.16L)
 あとは、上越I.C.から富山あたりまでの強風に耐え忍び、無事、家に辿り着きました。
 二日目朝の雨にはビビりましたが、なんとか初めてのひとりキャンプツーリング、楽しめました。この反省を踏まえ、また、出掛けたいと思います。

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